トラ猫タイガーの部屋

My Name is タイガー。今日も心地好い所で“極楽”。


①ゴプラ

私のインドのイメージとは、極彩色のゴプラが建ち並ぶ風景だ。決してタージ・マハルやガンジスの流れではない。日本で「インド」というと必ず「タージ・マハル」や「ベナレス(ヴァナーラシ)」又は「サーンチー」など北の観光地ばかりが話題になる。インド最大の巡礼地ティルパティ(世界最大、毎年1000万人以上が参拝するアーンドラ・プラデーシュの町)のことなどほとんど聞かないし、ガイドブックにも記載がない。少し前に「インドの観光地……」とかの番付がインドの新聞に載っていた。1番はダントツにティルパティ、その下に数多くの巡礼地が続き、ヴァナーラシは20位以下。外国人のイメージで造り上げた聖地なのだろう。旅行中の新聞でも“某のティルパティ詣云々”の記事はよく目にした。タージ・マハルにしてもイスラム文化遺産だし、サーンチーは仏教遺跡。純粋なヒンドゥー文化は南インド(特にタミルナードゥ)に集中している。

タミルナードゥ州 (Tamil Nadu)

カルナータカ州 (Karnataka)

アーンドラ・プラデシュ州 (Andhra Pradesh)


②騎馬像

アンコールの「顔面塔」といい、この「騎馬像」といい、変な物に惹かれてしまう。薄暗いマンダパにこの像がが並んでいるのを見るとウキウキしてくるのだ。

タミルナードゥ州 (Tamil Nadu)

カルナータカ州 (Karnataka)

アーンドラ・プラデシュ州 (Andhra Pradesh)


③ヒンドゥー寺院

広いインドなのにヒンドゥー教以外の史跡にはトント興味が湧いてこない、何故なんだろう?。端正なイスラム教建築より、壮大なジャイナ教寺院より、ゴテゴテしたヒンドゥー寺院が性に合っている。

タミルナードゥ州 (Tamil Nadu)

カルナータカ州 (Karnataka)

アーンドラ・プラデシュ州 (Andhra Pradesh)


④顔面塔

アンコールに来て真っ先に見たかったのはバイヨン寺院の四面仏だった。美術的とは言い難い形に惹きつけられて、来るたびに飽きもせずに眺めている。全てということには執着しないたちだが、顔面塔だけは全部見てみたかった。バンテアイ・チュマール衛星寺院の2基だけが寄りつけなかった。

カンボジア


⑤デヴァダー 

デヴァダー(アプサラ)のレリーフはカンボジア以外ではワット・プーで見ただけである。ヒンドゥー寺院の女神は肉感的に造られているが、クメール遺跡では女神と言うより官女と言った方が合っている。好きな順ではトマノン、プラサット・プレイ、プラサット・ダムレイ……。

カンボジア

ラオス


⑥乳海攪拌 

アンコール・ワット第一回廊のレリーフやアンコール・トム南門前の彫像が有名だが、クメール遺跡が分布する各地で見られる。両サイドを神と悪魔が引っ張る横長型と真中の部分だけを縦に伸ばした縦型とがある。インドの寺院でもゴプラ壁面に彫られているのが多々見受けられる。こっちは裸の神様達で色鮮やかだ。

カンボジア

タイ


⑦クメール遺跡 

旅行のほとんどがクメール(ヒンドゥー)文化に関連した所に行っているのに気がついた。タイにしても、行くのはイサーン地方(東北部)と中北部のスコタイまで、一番有名なチェンマイもこの前インドの帰りに寄っただけ、パタヤ、プーケットには行ったこともないしバンコクも経由するだけ。インドネシアに行ってもジョグジャカルタ以外は知らない。偏っているなあ……何故こんなにヒンドゥーの遺跡に惹かれるのだろう?。

カンボジア

タイ

インドネシア


⑧ランナー寺院 


⑨アジアの街角 

アジア以外ではアフリカ(キリマンジャロ)に1回行っただけで他は全く知らない。特にキリスト教の国は行きたいとも思わないし、寒い所はイヤだし、食材が豊富な所がいいし……、だからアジアでも熱帯地方(中国四川省を除いて)しか訪れていない。「世界の街角」と言えたら面白いのだが。