今年も残り僅かとなってきた。今日は納め登山、何時もなら暇な時期なんだが歯医者、整骨院が入り日程が積んでいる。フリー（予約がない）だと天気の良い日に山に行けるけど、予約は天気と関係ナシに優先されてしまうから山は後回しになる。年の終わりは始めと同じく関空が見える山にした。トビワリ峠から蛇谷北山、一軒茶屋、魚屋道を下り有馬温泉で一風呂。足首がまだ回復しないから軽いコースにした。
締め山行だからマシなカフェでモーニングをとりたい。となると 芦屋珈琲舎 になる。9時間店だから家を出るのはユックリで良いけど山に入るのが遅くなる。9時前にJR芦屋着。開店直ぐに入る。シナモンシュガートーストとブレンドコーヒー。今日のカップはエルメス・ピエールドリアン。エルメスのカップで飲むのは始めて。隣席に常連らしきおばさんが座ったので少々息苦しかった。このオバサンの定位置にこちらが座っていたのかも。何人かが入ってきたけどカップを選んでるのは誰もいなかった。おまかせなんて……面白くない。
バスは9時40分発。東お多福山登山口着10時過ぎ。降りたのは3人だけ、さほど寒くもない。今日は厚手ズボンを穿いてきたのでかなり動きにくい。雪のない時期はミレーのズボンのほうが歩きやすい。峠まで30分。ハイカーが一人降りてきた。ここから蛇谷北山に上がるのは何年ぶりになるんだろう。下生えの笹が綺麗に刈り取られて完全にハイキングコースになっている。前に登った時は笹が覆いかぶさってるような所もあったのに、このコースを歩く人が増えたのかな。
蛇谷北山着11時33分。切り開きが大きくなっている。神戸湾の向こうに関空が霞んでいる。あと一月チョイでまた旅に出るんだ。チャイを飲んでいるとハイカーが一人降りてきた。今時のハイカーはノンビリお茶するような人が少なくなってきた。余裕がないのかなあ。こちらも若い時はそうだったから人のことをとやかく言えんのだけど。もう残りが少なくなってくると今見ている景色を脳に焼き付けておきたい。
年末の山は色がない。頂上周遊路に出て一軒茶屋から魚屋道を降りる。途中の東屋で軽食タイム。元気印のおばさん3人組もやってきた。何歳くらいかなあ、こちらより少し若いと思うけど。亀の井ホテル有馬着2時10分。以前、かんぽの宿だった時はよく浸かっていたんだが、ホテルに変わってからは入った記憶がない。温泉は金泉だけで前と同じ。ここも貸切だった。
ホテル横の道を下り温泉神社に参拝、何十年も有馬に来てたのにこの神社に来たのは初めて。視点変えてみたらまだこんな所も多くあるんだ。川沿いのカフェで午後のティータイムをと行ってみると“今日は休業”。ネットでは営業中になってるんだが。しからばもう一つのカフェ カフェ·ド·ボウ にした。こちらも明るい窓際席は埋まっていた。下はベーカリーショップ、2階がカフェ。中は瀟洒な雰囲気。チーズケーキセットにした。温泉上がりに温かい窓際席に座ったら理想的なカフェになる。
炭酸煎餅を土産に買ってから神戸電鉄乗車。新開地周りで元町下車。時間は4時を少し回った所で大半のレストランは休んでいる。この時間でも開いてる所となると……広場前の 昌園。何回か入ったことがある店だがあんまり美味いという記憶がない。玉子スープとシーフード丼。スープの量が多くこれだけでもよかった。南京町は25日までランタンフェアーが開かれている。ルミナリエみたいな大層なショーじゃなくランタンに灯りがともるだけ。
今日の締めは 珈琲もえぎ。トアロード沿いにあり地下に降りていく。バーみたいな造りで若いアンチャンがやっていた。ここのカップも良いのが揃えてある。客を見てからどのカップにするか選ぶみたいなんだが、出されたのを見るとロシア製のインペリアル ポーセリン ロモノーソフ ロシアンドームズで葱坊主が描かれていた。ロシア製カップでお茶したのは始めて。味は濃いめ。今日のカフェは3軒とも大当たりだ。