6月はササユリの季節。2019年までのこの時期はいつもタイに行ってたからササユリの見頃を堪能出来ないことが多かったが、下らん騒動の所為でお山に行くようになった（行くしかなくなった）ので花見登山が年中行事に加えられた。去年の同じ日（6月17日）は金剛南尾根を歩きササユり街道を堪能した。今年も行く予定だったが何故か前日に気が変わり大和葛城山に。
土日だと水越峠のバスが運行されるから長居林道歩きをしなくてイイ。天狗谷より尾根を登った方がササユリが多く見られる（ハズ）と勝手な期待を掛けて。富田林駅から峠に行く始発バスは8時20分。駅周辺のカフェは早い所でも8時からだからお茶してるヒマがない。家をユックリ出て富田林着8時。バス停に行くともう4人待っていた。停まっていた8時5分発の金剛登山口行バスのハイカーは少ないみたいだ。時刻表表示板に看板が出ていた。“大雨で道路被害のため金剛山ロープウェイ前行バスは登山口止まり”この前の雨のことだがそんなに凄かったのか。一昨日の予定どおり金剛南尾根に行ってたら登山口から歩かされたんだ。勝手知ったる山系だからネットを調べなかったが、神様が事前に知らせてくれたのかな。6月の山だからハイカーもこんなものかと高をくくっていたら大違い。バス発車時刻になるとドンドン客が増え長蛇の列になっていた。
大半のハイカー達は葛城登山口で降り峠まで乗っていたのは10人チョイ程度。水越峠着9時17分。バス停は峠から少し下った所にあった。水越峠から大和葛城山に登るのは11年ぶり。その時の記憶が曖昧になっている。当時の記録を見てみると、平日だったので東水分から峠まで歩いたようになっていた。それ以前のは金剛山から縦走しているのばかり。バスで来たハイカーも金剛山行きが多く葛城山は少ない。
車道を少し上り水越峠に着いた。樹林に覆われ展望は無い。ずっと昔もそうだったのかなあ……もっと見えていたように思うんだが。小沢沿いの急な石畳道は覚えている。200mほど一気登りをして水平歩道の端で休憩。汗が吹き出て止まらない。ハイカーは適度にいる。この時期は目立つ花（自分にとって）が少なくカメラを下げていても被写体に会わない。
また登りに入るが峠からみたいな急登じゃなく草原も出てきた。パラグライダー広場着10時17分。バス停から丁度1時間半。面白味がない道だが早く着けるのは確か。ハイカーが3人休んでいた。見下ろす初夏の五條盆地。さてここからササユリ鑑賞になる……ハズだったのに花がない。頂上草原は緑一色で白い点々が全くない。登山道脇にはアザミが咲き乱れていただけ。アレレ、この時期にササユリがないとは、時期が早いというハズがないのに。
まあソフトクリームを食べてから探そうと登って行く。ハイカーは適度にいるけど観光客がいない、土曜日なのに変だなあ。白樺荘に行くと休業。ロープウェイが6月30日まで保守点検のため運休に入っているんだ。仕方ない葛城高原ロッジのアイスで我慢しよう。こちらはやってたが……ナンと何時ものアイスがなく白くまみたいな市販のばかりしか置いてなかった。ロープウェイ運休の所為で荷揚げが出来ないのか。出だしの食の悪さは後々まで響く。今日は老年単独ハイカーより若者グループ登山が多い。山頂西側の草原からパラグライダーが続々舞い上がってた。なにか大会でもやってるんかな。
山頂手前の草原まで登りササユリを探したが何処にもナイ、蕾もない。ツツジはしつこく残ってるのに。今年の山の花は“当たり”続きだったが今日は“大外れ”、帳尻合わせしだしたかな。こんな日もある。人がいないロープウェイ乗場の道を降りていくとウツギの花が咲き乱れていた。御所行バスは定期の1時1分発、1時59分のバスは春から秋の季節運行（これは認識誤り）だから後の方に合わせてノンビリ下る。
くじらの滝の河原で着替え。ここで早くしていたらバスに間に合ったのに悠長に構えていた。ロープウェイ前の売店でソフトクリームを食べるつもりだったが、やっぱり閉まっていた。客が来ないのに明けてる意味ないからなあ。バス時刻をみると季節運行は春秋の土日のみで6月みたいな閑散期はナシ……来る前に確認するべきだった。金剛山行は免れたのにこっちはアウトだった。ないものはナイんだから歩くしかない。太陽が照りつける道を下り御所着2時10分。駅前には感じが悪くなったお日さまカフェがあるけどもう入る気がしなくなった所だからなあ。
土日に来ると行きの時間短縮にはなるが帰りが中途半端になる。ハイカーも多いし良いことないか。阿倍野に出て近鉄で魚を少々買ってからツタヤ玉出。半年ぶりくらいになるか。中国ドラマが増えている。北極（ソフトクリーム）、高島屋、イカリと寄ってくと山以上に疲れてきた。暑苦しい下界で汗だくになり買物してるんだから。今日は行き帰りともカフェに入ってない。新しいカフェ漁りも夏場になると落ち着いてきた。