一昨日からギックリ腰状態で安静にしとくほうがイイんだがお山が呼んでいる、ハズはないか。家に居てもすぐに治る訳じゃナシ、山を歩いた方が治りが早いんじゃないか。行き先は毎度の如く迷って結局は六甲山になった。なるべく新しいルートを歩こう（新しいカフェもだが）、天狗岩南尾根を登り仙人窟から有馬口に降りるルートにした。有馬口の民家カフェもそそるし。
今日はJR神戸線に乗り住吉下車。駅前の ロイヤルホスト東神戸店 でモーニング。ロイヤルホストにはずっと以前に難波にまだ店があった頃入ったことがある。朝食が割と豪華だったと記憶している。こんな大箱カフェに入るのは久しぶりのこと。8時開店直ぐに行くとお客はまだ一人いただけ。モーニングセット（サラダ、オニオンスープ、山食パン、オムレツ、ソーセージ、ベーコン、ヨーグルト）とドリンクバー（カフェオーレ、オレンジジュース）。朝からこんなに食べてしまうと体が重く感じる。
今日も快晴、まだヒンヤリしてるけど気温も上がってきそう。駅前から渦森台行バス乗車。驚いたことに神戸市バスはまだ“飛沫感染予防のためマスク着用”なんて車内放送を流している。神戸市の認識なのかバスだけなのか、どっちにしても遅れすぎ。コロナ脳丸出しだった京都市バスも確かめてみたい。渦森橋着9時前。バス停前小公園の桜が咲き出していた。
住宅地内の急傾斜道を寒天橋（登山口）まで登る。ここで西山谷コースと分かれ天狗岩南尾根は上までヒタスラ登り道。登り出すと道脇にミツバツツジが多くなってきた。まだ咲きだし始めたばかりで蕾も多いが満開になるとツツジ尾根になりそうだ。全く下りがない尾根、効率的なんだが腰が安定してない時は堪える。頂上間近の広場に木製ベンチが置かれていた。3つのうち二つは朽ちかけている。雲一つない空、陽差しがきつい。
天狗岩着11時6分。丁度2時間かかった。この（腰の）状態だからイイ方だな。大阪湾を見下ろす絶好の展望台。この景色に見覚えがないから初めてと言うことなんかな。今日はコーヒーよりチャイを飲みたくなった。下ってくる女性一人に会っただけで静かなコースだ。
六甲山を横断する時は山上遊園地を通らなければ向こうに行けない、という制約がある。山上の保養施設も閉鎖されている所が目立っている。周遊道路を歩いて高山植物園前から六甲山アスレチックパーク（日本最大とか）まで行くと駐車場はほぼ満車。こんな山の上でアスレチック……どこが面白いんだろう。“安全、健康な自然”なんて“不自然”。
その道路を下り仙人窟ルート分岐に着いた。道標なんて“安全”な印もなくテープがあるだけ。少し降りると廃屋もあった。さ～て仙人窟はどんなんだろうと急な道を降りていくがそれらしき所がない。ズンズン降りて沢沿いのポンプ場まで来てしまった。急降下手前の巻いた辺りにあったらしい、う～ん再訪するしかないなあ晩秋になりそう。こんな急降下は腰に来る。シラケ谷を下り仙人谷砂防ダム、猪鼻小橋手前の河原に降りて着替えた。仙人窟、砂防ダム名はあるんだが仙人谷はどこをさすんだろう。地図を見ても記載がない。
春の陽差しを浴び柔らかな色合いの谷間。ギクシャクした足どりのためカメラを出す余裕がない。ハイカーもチラホラ見かけた。こんな山奥なのに……洗脳は治らんもんだ。高速道の下を抜け有馬口集落に入るとのどかな里山風景が広がっていた。犬連れのオバチャンにカフェを聞くと“今日から開店してるよ”。
今日の目当ては 古民家Cafe Slow Life。昨日まで休業中で今日から再開したとのこと、営業してるのは月、火のみで当たるのが中々難しい所。ほっこりごはん（1350円）は体に良さげな食材天こ盛り、オーガニック珈琲もプラス。素顔の主人と赤ちゃんをおんぶした奥方（多分）がスロー（店名と同じく）に料理している。平日の3時前なのに家族連れ、グループ客など10名以上入っていた。縁側席にすわりマッタリ。家族連れの子供の声が五月蠅かったけどこんな店は好みだ、ランク“A”。
神戸電鉄に乗る外人観光客も増えてきた。谷上から三宮に出て土産はまた
街中の様子は着実に変化してきている。車内素顔率も乗る度に上がり朝のラッシュ時にも見られるようになってきた。バーチャル世界（ネット）で呟く連中は微妙な変化が分からないようだが現実の流れは止まらない。ただ驚いたのは、今だに神戸市バスが“飛沫感染、マスク着用”アナウンスを流していたこと。神戸市の認識はどうなってんだ。サン地下、地上にも人間（素顔）が増えだしゾンビ達が当惑顔してるようにも見えた。大阪に帰り阪急から地下鉄の通路で15名、難波駅の連絡通路で18名、難波駅では20名ほど人間が見られた。2年前はよくて2人程度だったんだ。高島屋内でも増えてきてるなあ。