今月4回目の山は和泉葛城山、ここに行くのも8年ぶり。山頂はそう面白くもないから五本松辺りの景色で充分。前回行った時は犬鳴山のカフェか「空」と五本松の「ゆたか茶屋」が良かったと記憶している。山よりもカフェ目当てになりそうだ。
マンボウとやらが始まってから平日よりも土日の方が列車が空いていて苛つかない。今日もその線にしたんだが前よりも人出が増えてきた。みんなもう飽き飽きして何とも思わなくなってきてるような感じ。まだマスクを外す勇気はないけど他人がそうであってもノープロブレムみたいな雰囲気。南海、阪和線とも適度に乗っていて立ったままで日根野まで行った。
昨日までと打って変わり気温も高め快晴の空。日根野着8時40分くらい。バスは9時21分発。土曜日だからハイカーが多いんじゃないかと思っていたけど誰もいない。発車時刻になって何人か来たがガラスキには変わらず。間違って犬鳴山一つ手前のバス停で降りてしまった。犬鳴山七宝滝寺の看板が出ていたからだがこれは車道コースで歩道の方は終点バス停から沢沿いに付いている。
参道を少し登りこの前入ったカフェ空に着いたが“準備中”の札が掛かっていた。営業時間は9時からとなってるのに……中を覗くとオッチャン（マスター）が奥に座っていた。玄関外に閉め出された猫が1匹いた。犬鳴山の猫カフェで朝の一服はダメだった。岩ゴロの遊歩道を上り七宝滝寺入口に着いた。五本末の登山路はここから分かれていた。本堂から喧しくマイク音声が流れ深山の雰囲気がない。“境内ではマスク着用…”なんて霊験のない事が書かれてるんだから、なんの御利益もないだろう。
上の車道に出て歩き犬鳴隧道までくると学生ライダー（中学生かな）5人ほどがいた。“上まで行ってきたんか”と聞くと“シンドイから止めた”。このトンネルを歩くのは始めて。途中から山道になりドンドン高度が上がっていく。気温が高く上着（ドロワットパーカー）を脱いで純毛カッターだけなのに汗が出てきた。稜線近くまで登ると少しだけ雪が出てきた。
下から約2時間で五本松展望台到着。和歌山側の展望が見事。ハイランドパーク粉河2階が『ゆたか茶屋』になっている。上がると見覚えのあるマスターと奥さんがいた。向こうは多分忘れてるだろう。“ここにくるのは5年ぶり”なんて言ってしまったが家に帰って調べたら8年ぶりだった。あまり暑かったので冬なのに“柿シャーベット”なんてものを注文した。山の話をしていたら奥さんが写真帳を持ってきてくれた。よく晴れた日には四国、剣山まで見えるとか。一応テーブルに形だけアクリルボードが置かれ“マスク着用”の貼り紙はあったが、ご両人ともニコニコと喋ってくる。他のマスク人間が入ってきたので中断されたけど。真正面に見えるは龍門山。
下の物産品店を見てると和歌山産レモンがあったので2袋ゲット、山の芋も買ってしまった。こんな場所があるとツイ買ってしまうんだ。今日は見晴の良い所でお茶、じゃなくシャーベットを食べられたので満足。1時間かけて頂上まで行っても面白味はないし時間がかかるだけだからここでエンド。帰りは高城山を廻って降りよう。
高城山はず～と昔に登ったことがあるんだが……調べてみると1979年1月の登っていた、43年ぶりってことだ。先週の槇尾山と同じか。こんな山ばかり続いている。どんな道だったかなんて全く記憶がない。あったとしてもそれだけ年月が開くと無いのと同じ。車道を緩く下り山道に入るとすぐに頂上に着いた。灌木にかこまれて展望は無い。もし開けていたらランチにしようかと思っていていたがパス。
さらに尾根を降りていくと犬鳴山分岐を過ぎた辺りで大阪側の展望が開けていた。ここでランチタイム。赤いきつねとキリマンジャロブレンド。空は快晴、ポカポカしてノンビリ。真正面に関空の鉄橋が見えている。このまますぐ降りたら2時20分のバスに間に合うだろうけど、こんな天気の良い日にアクセクするのもなあ。次のバス時刻を調べてこなかったがマア1時間も待つことはないだろう。
道標には弁天岳方面が書いてあったが高鍋山の表示がない。その先なんだろうか途中なんだろうか。まあ道はハッキリしてるようだから行ってみよう。初めのうちは広い道だったが段々怪しくなり獣道みたいになってきた。稜線を巻きすぎたのかと尾根に上がると高鍋山の標があった。弁天岳は何所なんだろう……ワザワザ行くほどの所でもないしとさっきの分岐まで戻り犬鳴の道をとった。キチンと道標が立つ遊歩道、のハズなのに倒木が酷く手こずってしまった。来る時の七宝滝寺登山口に着いてホット一息。参道で出会った今日のワンちゃん。
犬鳴山バス停着3時10分。熊取行和歌山バスは3時31分、泉佐野行南海バスは3時50分。熊取から阪和線で天王寺、乗り換えて難波でもイイが少し邪魔くさい。泉佐野から特急で難波まで直行の方が楽みたい。泉佐野着4時20分頃。特急サザン乗車、難波着4時59分。今日の土産はがんこの寿司。ここは下らん“感染…”にうるさくないので好感が持てる。