今日も「晴」とはなっているが天気図を見るとそうイイ配置でもない。朝起きてみたらやはりその通りで青空じゃなかった。マア雨は降りそうにないし気温も上がりそうな気配はあった。この時期は山に行っても花は期待出来ない。木に葉っぱが付いてないから道が明るいくらいなんだがウツウツした下界にいるよりはマシだ。
7時11分の急行に乗り橋本で和歌山線に乗り換える。学生がいないので車内はユッタリしていた。老年ハイカーグループが笠田で降りていった。和泉山脈に行くんだろうかそれとも天野方面か。空はまだ雲が多く春らしくない。空いている車内で朝食（サンドイッチと缶コーヒー）をとる。和歌山線も3月14日からピタパ（イコカ）対応になっていた。主要な駅では駅改札で、未対応の駅では車内でタッチする必要がある。
粉河着8時半。駅周辺にカフェがあればいいんだが何処にもない。線路の下を潜り南側に出る。まだ気温が上がらずジャケット（パッカウェイ）を来て歩いて丁度くらいだ。雲っぽい空だと紀ノ川大橋も沈んで見える。
前に女性ハイカー2人が歩いていた。ミカン、レモン、キーウィの収穫も終わりスッキリした果樹園の山肌を登り始める。所々に菜の花が咲いている。1週間おきに山に行っているので足は軽くなってきた。年を取ると週一ペースで歩かないと体力を維持出来ないんだなあ。今年は都会に行くのが鬱陶しいから山に向いている。
中央ルート登山口着10時前。駅からここまで1時間半。葉が落ちて明るくなった山道。今の時季に来たのは初めてなので、こんな明るい道だとは思っていなかった。どの山も季節によって様相が変わるもんだ。明神岩分岐、蛇紋原と休憩せずに登っていく。大した花も咲いてないのでただ登るだけ。
龍門山頂上着11時10分。前回より10分早く着いた。ほんの少し雪が残っていた。頂上には学生風若者2名がいただけで先に歩いていた女性達はいなかった。今は何も咲いていない頂、長居することもないのですぐに降りる。
見晴らしの良い明神岩まで降りてランチタイム。今日はカップヌードル。いつもワカメラーメンばかり食べていたからこれを食べるのは何年ぶりになるかなあ。遙かに紀ノ川を見下ろす絶景。それなのにここでランチをとっている人に会ったことがない。こんな景色を見ていると心も穏やかになってくる。
少し陽差しが出てきて暖かくなってきた。登山口の“迷い犬ウォンティッド”看板がなくなっていた、見つかったのかなあ……。果樹園から見下ろす和歌山市方面。海は見えなかった。
紀ノ川を見ながらブラブラ降りる。気温もドンドン上がってきた。川を渡りJA紀北の農産物直売所に寄ると袋入りレモン（100円）が置いてあったので4個ゲット。今日は紀伊山田の“やっちょん広場”にも行きたいので粉河寺に寄らずに駅に直行。帰りの列車はワンマンで乗降口は前の車両一難前の扉だけだった。
“やっちょん広場”に来るには初めて。地元産の柑橘類、野菜がワンサカあった。手作りジャム、漬物、草餅なんかもあってどれにしようか迷ってしまった。ここで買物するだけに来てもイイ。橋本に戻り駅前食堂で玉子丼、ここのは生玉子が載ってくるのを忘れていた。前に来たには何時だったかなあ、その時も生玉子を代えてもらったのを覚えている。“まことちゃん”は健在、常に塗り直しているんだろう。