3日前にパソコンを起動させると音が出た。一瞬元通りになったのかと勘違いしたが、起動の遅さは変わらず、音の代わりにインターネットが繋がらなくなった。ネットワークを見ると接続アイコンが消えている。音とインターネットが競合しているらしい。それともハードがいかれてるか。次の日には逆になった。音不可、インターネットOK。もう一つ症状悪化、USBポートを認識しない。段々臨終が近づいている。
このところ毎日パソコンにかじりついていらいまくっている。気分転換に山に行きたくなってきた。まだ暑い日が続いている、山に入っても変わらんだろうが歩かなくては。電車を降りてすぐに歩ける所をと、天見から十字峠（行けたら鳥地獄）～南尾根コースにした。だが何かズレている、急行だと思って快速急行に乗ってしまった。「美加の台」の次は「林間田園都市」までノン・ストップ。「千早口」を通り越したので気がついた。ちょっぱなから20分のロス。
汗を拭き吹き十字峠への道を歩く。車も通れるほどの道が段々か細くなってきた。ついに沢筋の小道に、そんなに人が通らないんかなあ。この道も登るにつれて怪しくなってきた。木の橋はほとんど腐っている。1カ所だけツリフネソウの群落のある場所があった。その後は藪をこいで尾根に出た。どうやら一つ手前の沢に入ったらしい。はっきりした道標もある道なのに何故間違ったんだろう。パソコンのことで気もそぞろになっていたのかもしれない。
尾根を登り切ると南尾根の縦走路に出た。すぐ先に西の行者が見えていた。上も下も汗でボトボト。ニギリメシも喉を通らない。お茶ばかり飲んだ。登山客は全くいない。下ではミンミンゼミの声が響いていたがここはツクツクボウシばかり。林床には不気味なササクレシロオニタケ（毒はないらしいが食用でもない）がニョキッと出ている。
紀見峠まで下って何かドリンクでも探していると、変わった茶店を見つけた。峠すぐ下の旧宿場跡の丹波屋という店だ。メニューはコーヒー、しそジュース等ドリンクだけでミゾレはなし。ソーメンもあった。近所の人が一服しに来ていた。駅まで何もなさそうなのでしそジュースを飲んだ。小さい饅頭付きで300円。山から下りた後はこんなジュースが一番会っている。こんな山の中でも今年の夏はクーラーをつけていると言っていた。
南尾根の終わりは「紀伊見荘」のお風呂。湯上がりにテラスでアイスコーヒー。ミンミンゼミとツクツクボウシが競演している。まだ暑いなあ。