「国境の長いトンネルを抜けるとそこは雪国だった。」
スケールは小さいが紀見峠のトンネルを越えたらそんな景色が広がっていた。朝一番にタイガーに起こされ、窓際に暖房箱（タイガーが入る）をセットしてから出かけた。この冬一番の寒波で空はドンヨリ、寒風が吹き付けてくる。高野山でウドンでも食べて温まろうと思っていたが、元旦の朝早くから開いている店など何処にもない。山上は銀世界、雪が舞っていた。
小雪ちらつく大門から町石道に入る。
さほどの積雪でもないが寒さで道も町石も凍っていた。こっちは軟弱にも山の上から里に向かって下りコースをとっているのに、何人か登ってくる人に出会った。正月早々真面目に歩いている人もいるものだ。
今年最初の食事。マルちゃんの醤油ラーメン。風が強くてお湯が中々湧かない、ラーメンが出来た頃には体が冷え切っていた。
丹生官省神社は初詣客が三々五々参拝していた。
大きな寅絵馬。
御神酒もあったが、休けい所で熱い梅昆布茶を頂いた。
かわいらしい巫女さんだったので1枚（少々手ぶれ）。
鳥居の下に竹で円い輪がこしらえてあった。ここを潜れということかなあ。
急な石段を下りて慈尊院に行くと多宝塔は覆いが掛けられていた。補修に入ったとのことで完成まで3年かかるらしい。赤い帽子と前垂れを掛けたお地蔵さん。