一月半ぶりの山歩き。この気候だと河内長野辺りから白くなっているかと期待したがさにあらず。滝畑についても木の葉に薄ら雪が付いている程度だった。
後光滝まで来てやっと道が白くなってきた。滝にもたくさんツララがぶら下がっていた。風が冷たい。アノラックをストームクルーザーに変えた。モンベルの三層手袋は使いにくい。手を出し入れする度にグチャグチャになる。これならシンサレート手袋とゴアテックスのオーバー手袋を組み合わせた方が使いやすい。
三本杉峠に行くつもりが一つ奥で曲がってしまい縦走路に出た。目の前に三国山の鉄塔が見えている。稜線に出ても少し積もっている程度、予想外だ.面白くもない林道を歩く。宿山を巻いて七越峠に着いた。前にここに来たのは何年前になるかなあ。
峠のお地蔵さんは変わってないだろうけど、もっと静かな所だったような気がする。林道が何本も交差して落ち着きの無い所になっている。長居する気もなく東谷に下る。柿畑が眼下に広がってきた。昔は“懐かしき山村風景”が見られた所なんだが今はその面影もなくなった。大都市周辺でそんな景色が残っている所なんてないだろうなあ。
日本でも無理なのかも。最近アジアばかりに行っている。そっちの方が“日本の原風景”を見るにはイイ。東谷に降りたが次のバスは1時間半待ち。これじゃ笠田まで行けてしまう。車道歩きはイヤだが仕方なしに歩き出す。山の中腹に建つお寺でカップヌードルとお汁粉を食べたので腹は張ってる。
今日朝の金剛山行バスはいっぱいだった。滝畑行も3人乗っていたが山越えする人はどれだけいるんだろう。山登りは向こうに越えるか縦走して魅力が増す。皆が行く楽なコースに集中して往復するだけなんてどこが面白いんだろう。