何もしてないのに首が凝っている。テレビが着くまでに部屋の大掃除と冬物入れ替え、タイガーの昼寝場所を造らねば……どれも進まない。そんな雑事は忘れて山に。北野田発8時45分。この時間になるとラッシュも幾分緩和している。難波発9時30分近鉄特急。サンドイッチとカップコーヒーを車内に持ち込んだ。このところ良く乗るから名張までの特急回数券を買おうかな。
名張着10時25分。駅前のローソンで食料を買い11時発バス乗車（山粕西行）。奥津線は途中土砂崩れのため乗り継ぎになっている。飯垣外に降りるのはヤバイか。弁天前下車。小太郎岩に朝陽が当たり終わりかけの紅葉が輝いていた。以前に食事した小太郎苑はもう廃屋になっていた。誰か管理しているんだろうか。
外国から帰るとこんなホノボノした里山風景が落ち着く。林道を上り沢筋の杣道を辿っていくと段々怪しくなってきた。山腹をよじ登ると旧い道に出た。苔むした道で植林道とは違う。植林帯が切れると雑木林と笹原の道になった。岩場も出てきた。木の根っ子が天然のロープ。岩屋みたいな所で一服。
落葉に埋もれた柔らかい道を登りまた植林帯に入るとやっと紅ヶ岳頂上に着いた。木の間から鎧岳が見えている。三国山（国見山）への細道がついていたので10分ほど行くと頂上に着いた。植林に囲まれ展望はない。プレートが何枚かあった。登る人もいるんだ。紅ヶ岳に戻り笹原でニギリメシを食べた。もう少し展望があれば言うことないんだけど。帰りは元来た道を降りて槻ノ木橋から名張に帰った。名張着4時頃。駅前の茶店でブレンドコーヒー（コロンビアとニカラグア）を飲んだがインスタントみたいな味だった。