折角休んでも雨の日ばかりでムカついていたが今日は久しぶりに快晴。でも連休初日で何所に行っても混んでるだろうから去年と同じ大谷山にした。同じ時期に同じ山に行くのも能がないけど、混んだ山で苛つくよりは良いだろう。道楽なんだから好きな所に行くのがイイんだ。
大阪から特急『雷鳥5号』に乗り近江今津着9時14分。駅前のカフェは入る気がしないので即タクシーに乗り石庭まで。今年は桜ももう新葉になり山々の新緑が眩しい。ローソンに寄ってもらい弁当を買う。石庭の先でタクシーを降りて川沿いを歩く。スミレが咲き乱れる長閑な道。快晴の下、少し歩いただけで暑くなってきた。
尾根登り口から一気に30分ほど登ると潅木が並ぶ平坦な所に着く。このルートも歩く人が増えてきたようで道が明瞭になっている。カタクリ、イワウチワが咲き乱れる絶好の休み場。大谷山の稜線に残雪が見えている。淡い木の葉が光っている。
稜線近くに大きな雪渓が残っていた。雪の上を歩いていると春山に来た気分になる。笹原漕ぎをしているとハッキリした道に出た。誰が刈ったんだろう。すぐに大谷山に着いた。若狭の山々は谷筋に雪が残っているが去年ほどじゃない。遠くに若狭湾も見えている。眼下にマキノ高原から琵琶湖、海津大崎。誰もいない、景色を独り占め出来る嬉しさ。ニギリメシ弁当を食べながら暫し微睡む。羊羹も美味いなあ。
帰りは赤坂山経由で降りようか、でもこの気分を壊したくないから引き返した方がいい。下る時は下降点が分かりにくいので上がりよりも気を遣う。沢から乗越を越えマキノ高原の下った。高原のソメイヨシノは散っていたけどボタン桜が満開になっていた。赤坂山から下ってくるハイカーが多かった。近江今津の西友で夕食。川魚会席、川魚佃煮、三種盛り（昆布巻き、梅酢大根、サラダ）、若鮎酢の物、鯉こく、鯉の洗い、茶わん蒸し、う巻き・蒲焼きご飯、マス塩焼き、プラス冷酒1合。いつも量が多い。