噂によると南インドで一番高いゴプラ（最高はランガナータ寺院、次はアルナーチャレシュワラ寺院、この寺院は３番目だと思うのだが）があるというスリヴィリプツールに行く。マドゥライから２０８号線を南東に約１時間半で着いた。コッラム、トリヴァンドラムへと続くメインロードなのに対向車も少なく、道脇の道路名を示す標識がなかったら普通の地方道と思ってしまうだろう。このゴプラはタミルナードゥ州のシンボルマークにもなっている。【２００９年３月１日】
北から町に近づくとゴプラだけがニョキッと飛び出ているのが分かる。確かに高いゴプラだが、見上げる壁面には神像彫刻の類もなくアッサリしすぎていて面白みがない。
ゴプラがあるのはヴァタパトラシャイ寺院。横にアンダル寺院がある。いったん外に出て店の並ぶ回廊を抜けるとマンダパにでる。ヤーリの列柱が並ぶ広間に行者達がたむろしていた。
この柱もいろんな神像に飾られている。しかし大きな彫像を先に見てしまうと細かいレリーフにまで目がいかなくなってくる。
その奥に神殿がある。あまり期待もしていなかったのだが入ってビックリ！、ミーナクーシ寺院のミュージアムにも引けをとらないような彫像が並んでいた。アハガル・コイルを先に回ってここは２番手に訪問しようとも考えていたのだが先に来て正解。３０～４０分もあれば充分とおもっていたが、１時間半も滞在してしまった、半日いても飽きなかっただろう。ややこしい坊主、行者もいないし、乞食も少ない。
暗すぎるのでクールピクスに代えて写した。どの像も生き生きして今にも動き出しそうな気配がする。