ティルヴァンナーマライからジンジーを経てパナマライに行く。人家も疎らな荒野を進むと、岩山の上に建つ寺院が見えてきた。そう目立った建築でもないし、レリーフがある訳じゃないが、ロケーションが魅力的なところだった。パッラヴァ朝の石造寺院。【２００９年７月９日】
こんな所誰も来ていないだろうと思っていたが、マイクロバスで先客が来ていた。裸足になって丘（大きな岩盤）の上の寺院に登り出す。時折小雨パラつく天候なので足裏の感触もヒンヤリして心地よい。
頂上にはシヴァ・リンガを祀る祠堂が建っていた。壁面の彫刻は溶けかかっている。団体さんは中に入ってお祈りをしている。
列柱にはレリーフもあるが、立体感がなく平面的。これだけでも美術品には違いはないのだが。
寺院は岩盤の上に建っている。岩の端っこまで歩いてみると周りの田園風景が綺麗な所に出た。
よく見ると岩陰や木の下にアベックが何組かいるのが分かった。その内の１組。
下り道の景色。周りの藪はこんな多肉類（ユーフォルヴィアかな）が繁茂していた。