ここの寺院はタミルナードゥでは珍しい石彫寺院。ただ幹線道路からずれておりどっちの道を通っても寄り道になる。岩を堀抜いた祠堂は丘の上にひっそりと隠れていた。【２０１０年１月２６日】
大岩の麓にも寺院が建っている。正午前に訪れると笛・太鼓が鳴り響いていた。何か祭礼が始まるのかと思っていたらピシャと扉を閉めた。午前の部終了の合図だったらしい。
岩を回り込むと池に橋が架かり丘の上まで石段が続いているところについた。見たところ寺院の影も形もない。丘を越えた所にあるという。池の畔には薄水色のお堂が建っていた。
丘の上から街を見下ろすと、水色の家が目立ち異空間から眺めているような感じだった。カトリック教会も見えている。
反対側の斜面を箱形に堀抜いて寺院が建てられて（彫られて）いた。エローラのカイラーサナータ寺院ミニ版か。係員に鍵を開けてもらっての鑑賞だ。
壁面彫刻は見事！。どれも活き活きして表情豊か、自由奔放。
丘の上にもう一つお堂が建っており周りの大岩にはジャイナ教のレリーフが彫られている。ヒンドゥー教に較べると端正というか真面目というか……説話的すぎて面白みがない。