南インドの寺院巡りをする場合、ジョージ・ミッチェル(George Michell)の『MONUMENTS OF INDIA』は欠かせないが、主要な寺院だけなのでマイナーな所に行くには心許ない。これ以上詳しいガイドブックとしては同氏の『BLUE GUIDE Southern India』がお薦めだ。もう１冊、チェンナイの本屋で『101Pilgrimages』というインド各地の巡礼地をガイドした本を見つけた。内容はインド全土に渡っているが特にカーヴェリデルタ周辺の記述が素晴らしい。ここアヴダイヤルコイルもこの両本で見つけた所だった。ティルチからラーメシュワラムの丁度中間辺りに位置しており観光ルートからは全く外れている地域だ。本によるとヴィジャヤナガラの騎馬像があるらしい。拝観時間も一日中ＯＫと書いてある。【２００９年２月２７日】
正面ゴプラは高く聳えるが、彫刻もなく面白味に欠ける。
しかし一歩中に入ると彫像に溢れるマンダパがあった。
ナタラージャ像の横はサッパリ分からん言葉（本人は英語のつもりで喋っている）でガイドしまくるシヴァ派の行者。
目当ての騎馬像も騎（怪獣）像も至る所にあった。
騎馬像足下の様子。全部の基部を見ていっても面白い。
他の数々の彫り物。
変わったレリーフもいくつかあった。蛇遣いか？。
何の神様かなあ
天井部の装飾文様、レリーフパネル。
奥の方にもマンダパがある。そこも彫刻美術館の様相。インドには、探せばこんな所がまだまだあるのだろう。タミル映画では、騎馬像の並ぶマンダパで「バラタナティアム」を踊っている場面をよく見るが、何処にでもある風景なのかもしれない。最後は坊主にガイド料50Rs渡して素早く退散した。グズグズしていて増額を要求されたら困るからだ。