アンコール・ワット形式の小さな寺院。女神を見るためだけにここに足を運ぶ。デヴァダーといえば、某有名人がコメントしたいう像を見る目的で、バンテアイ・スレイはごった返しているが、正直な所、何処がいいのかよく分からない。下ぶくれのポッチャリ顔の女性（フランス人の好みなのか）より、こっちのスレンダーな美貌のほうが私は好きだ。マルローが何も言ってなかったら、どれだけの人が、バンテアイ・スレイのような遠方まで訪れるのだろうか。確かにレリーフは見事なのだが。
ただ見て回るだけなら３０分もかからない小寺院。本通り（小回りコース）からもう少し離れていれば雰囲気も出るのだろうが。
一番好きなデヴァダー（女神さま）。いつ来ても涼しげな眼差しで微笑んでくれる。狭い足場に屈み込んで激写していると、観光客が「何かあるの？」てな顔付きで見ている。
他のデヴァダー達、いずれもふっくらとした創りで親しみが持てる。
主なレリーフは上のペディメントに彫られているためレンズを望遠にかえた。見えにくい所に「乳海攪拌」もあった。