シェムリアップは全くカンボジアを感じさせない街だ。街を離れると昔のカンボジアの風景が広がり、余りの落差に戸惑ってしまう。居心地の良いカフェに座りボケ～としている幸せ。食べ物は旨いし、ホテルは快適、言葉も分かりやすいし、治安は良好。観光地としては申し分のないところだ。
常宿にしているデイ・イン・アンコール Day Inn Ahgkor Resort、いつも“ピース・イン”にとってもらっている。ほとんどがヨーロッパ（特にフランス、ドイツ）からのゲストで賑わっている。大ホテルじゃないが家にいるような気分になってくるストレスが無い宿。
一度だけ高級なヴィクトリア・アンコール Victoria Angkorに泊まった。確かに高級感のするリゾート？だったが、遺跡巡りをするには落ち着けなかった。ベッドも狭かったし、調度品も角張っていて柔らかさに欠けていた。
シェムリアップ川沿いの道。涼むのに丁度いい所。街角には王族の写真が飾ってある。モニク王妃（今は皇太后か）。
オールドマーケット界隈。どの店に入っても味はいい。特にスープ・ドラゴン The Soup Dragonとバルコニー・カフェ The Balcony Cafeの２階席が気に入っている。
昼食風景２ヵ所。シャドウ・オブ・アンコールという怪しげな名のゲストハウスに併設しているレストランが気に入っている。もう１ヵ所、夜は外人でいっぱいのクメール・キッチン。トムヤン風スープと春巻きを食べたが、それ程旨いとは思わなかった。
夕食によく行くバリオ Barrioの店内風景。軽いフレンチが６＄くらいで食べられる。食後はイン・タッチの２階で、行き交う人々を眺めながらカフェータイム。
市内にある仏教寺院ワット・プロム・ラト。４面仏の仏塔もある。
４面仏の彫り物を見るとついついシャッターをきってしまう。
市内にあるもう１ヵ所の寺院、ワット・ダムナック。。
観光客相手のプサ・チャー（オールド・マーケット）よりも地元民相手のプサ・ルーの方が活気があって見るには面白い。遺跡巡りから昼食に帰る時ここに立ち寄ることが多い。市場の外側は果物売場で溢れている。
中に入ると食堂、食材、生活雑貨、装飾品等の売場がギッシリ。
野菜売場、肉売場。食材の方が賑やかだ。
市場の外に出ると、子供達が釣ってきた魚を篭に入れて売っていた。道路を見ると車がみんな止まっている。何かあったのかと覗いてみると、学校の下校時間で、年長の子供達が車を“通せんぼ”して小さな子達が学校から出てくるのをガードしているのだった。ほお～と感心してしまった。
シェムリアップ川沿いの道を北に歩きワット・インコセイを目指す。対岸の民家の造りは水上集落だ。寺院入り口の橋は「狛犬」？に守られている。
門をくぐり境内に入ると子供達の声が響いていた。お寺の横に学校（小学校かな）があり、子供目当てのお菓子屋台も２台程出ていた。
本堂は現代風の造りだが、敷地内にクメールの祠堂があり「乳海攪拌」のレリーフを見たかったから来てみたのだ。作風は軽いがこれもまた面白い。
帰り道は対岸をとったが、こちら側は川沿いの路に市場が連なり活気があった。観光客は全く見かけない。
アプサラショーも粗製濫造気味か踊り子の質が年々低下していくように思う。一番上手いと思った踊り子さん２人。クーレンⅡ Koulen ⅡのアプサラクイーンとバイヨンⅡ Bayon Ⅱのピーコックダンス。バイヨンⅡは建て替えしているみたいだが、ショーは再開されるのかなあ。他に目立った踊り子さんたち３人。