「Images of the Gods」(Vittorio Roveda)を見ていたら、ここにも「乳海攪拌」があると書いてあった。場所はバンタアイ・クディのすぐ近くらしい。他の本では、分かりにくいので地元の案内が必要とも書いてある。まあ行けるだろうと、付近にいたポリス？ガードマンかな、に聞いてみたがさっぱり要領を得ない。こんな所に１人で来る観光客などいないのだろう。
バンテアイ・クディ北門を抜けて道路を渡ると民家が1軒建っていた。裸で水を浴びているオッチャンに訪ねると、畑の向こう側を指さしている。遺跡らしき物など全く見当たらないごく普通の田んぼがあるだけ。路もないので田んぼを横切って歩くと林の中にそれらしいのが見えてきた。
地面に置かれたリンテル「乳海攪拌」。こんな芸術品も無造作に地ベタに転がっている。
ほとんど壊れている遺跡、こっちにも一つリンテルが置かれていた。ブラフマ神かな。さっき道を聞いた家の男の子が付いてきていた。