ここもアンコールに来るたびに来てしまう所だ。敷地は広いのだが、建物が直線的に並び普通に歩いてしまうとすぐに通り抜けてしまう。気根が絡まった所も多くタ・プロームより明るく被写体になりやすい所だと思う。
バンテアイ・クディ前に広がるスラ・スラン。回りには食堂、土産物屋が並び子供達は水遊びを楽しんでいる。朝も良いがサンセットも素敵な所だ。
西塔門。スラ・スランに面している。小回りコースで来た場合ここから入ることが多い。よく写真に出ているのもこの門だ。多くの観光客に溢れているため風情には乏しい。
西塔門から塀伝いに南に回り込むと南塔門にたどり着く。バンテアイ・クディの、いやアンコールの顔面塔の中で私が最も好きなものの１つだ。特に朝日を浴びた姿が秀逸。全く人気のない所だが付近は明るく広々としている。乾期になると直に堀を通って中央伽藍に行くことが出来る。
拝観ルート上にある東塔門。顔面の上が一部欠けており見劣りがする。
小回りルート沿いの北塔門。道路を歩いても行けるが、東塔門から塀を伝って湿地状の北東角を曲がるとすぐに着く。外の道路を車がせわしなく通っていくので落ち着かない所だ。
東出口手前にある祠堂脇に置かれていたレリーフ、「髪の長い女神」が描かれている。ナーガの欄干が並ぶ東口伽藍。
石柱だけが残ったホールと、今にも崩れ落ちそうな祠堂のあちこちにデヴァダーが眠っている。
「ホール・オブ・ダンサーズ」を通り中央祠堂に着いた。真ん中には仏像が祀られ熱心にお祈りしている人も見かける。
伽藍の東出口辺りはスポーンの大木が茂り遺跡情緒が溢れる所だ。
デヴァダー、レリーフも数多く見られる。